AIで作ったサービスを使わなくなる原因は、たぶんやる気じゃない
〜使わなくなる原因は、やる気ではなくURL〜No.04ノリで作ったサービスが1週間で使われなくなる。原因を考えたら「URLを思い出せないから」だった。入口を1ページにまとめる「ハブ」を作った話。
AIのおかげで、思いついたものが、その日のうちに動くようになりました。
これは本当にすごいことなのですが、そのぶん困ったことも起きています。作ったサービスが、だいたい1〜2週間で使われなくなる。
自分がなまけ者だからだと思っていたのですが、よく観察すると、どうもそうではありませんでした。
使わなくなる直前に起きていること
使わなくなる瞬間って、「もういいや」と決断しているわけではないんですよね。実際に起きているのはこうです。
「あれ、あのアプリのURLどこだっけ」
これだけです。ブックマークを探して、見つからなくて、まあ今度でいいか、となる。この「まあ今度でいいか」が2回続くと、そのサービスは存在ごと忘れられます。
つまり詰まっているのはやる気ではなく、入口でした。作るコストがAIでほぼゼロになった一方で、思い出すコストは1ミリも下がっていない。 ここが今のボトルネックだったわけです。
入口を1つにまとめた
そこで、自分が作ったものを全部並べた1ページを作りました。「ハブ」と呼んでいます。
覚えるURLはここ1つだけ。あとはそこから飛ぶ。それだけの、ごくシンプルなページです。
作るときに意識したのは、次の2つでした。
1. 目に入る回数を増やす
一覧にするだけだと、結局そのハブ自体を開かなくなります。なので、スマホのホーム画面にアイコンとして置けるようにしました。アプリの顔をして並んでいれば、1日に何度か視界に入ります。
心理学でいう単純接触効果を、自分に対して仕掛けている感じです。
2. 放置しているものを、向こうから知らせる
もう一つ入れたのが、「しばらく開いてないよ」と教えてくれる機能です。
30日以上開いていないサービスの中から1つだけ選んで、ページの一番上に出す。「ひらく」か「また今度」を押せます。全部にバッジを付けると景色になって無視するので、1日1つだけにしたのがポイントでした。
あわせて、それぞれのサービスを何回開いたか、最後に開いたのはいつかを記録するようにしました。「6か月ひらいてない」と表示されると、けっこう刺さります。捨てるか直すかを判断する材料にもなる。
やってみて分かったこと
まだ数日ですが、効果はありました。ただ、効いているのは通知機能より、「探さなくていい」という状態そのものだと感じています。
思い返すと、使わなくなったサービスたちも、中身に不満があったわけではありませんでした。ただ入口が散らかっていただけでした。
作ったあとに必要なのは、機能の追加ではなくて、自分の生活動線に置き直す作業なのだと思います。ここはAIに丸投げできない部分で、自分の生活を知っている本人にしかできません。
次にやること
いまは各サービスのURLがばらばらなので、自分用のドメインを1つ買って、サブドメインに引っ越そうと考えています。
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こうしておけば、URLを忘れても構造から推測できます。そもそも思い出す必要をなくすのが目的なので。
作ったものが自分の生活に残るかどうかは、たぶん出来のよさより、こういう地味な置き場所の話で決まります。
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