サッカークラブの評価額ランキング2026 — 世界一は$9.5bn、上位30に11クラブ
〜上位30のうち11がプレミア〜$9.5bnサッカークラブの評価額ランキング2026。フォーブスの2026年版で、レアル・マドリードの評価額は$9.5bn。上位30クラブのうち11がプレミアリーグです。ただしこの数字は、取引額から逆算した評価とは計算しているものが違います。
フォーブスが2026年5月に発表した、世界で最も価値のあるサッカークラブの一覧です。
上位15クラブ
| # | クラブ | 評価額 |
|---|---|---|
| 1 | レアル・マドリード | $9.5bn |
| 2 | バルセロナ | $7.5bn |
| 3 | マンチェスター・ユナイテッド | $7.2bn |
| 4 | リヴァプール | $6.2bn |
| 5 | パリ・サンジェルマン | $5.8bn |
| 6 | バイエルン・ミュンヘン | $5.7bn |
| 7 | マンチェスター・シティ | $5.5bn |
| 8 | アーセナル | $5.4bn |
| 9 | チェルシー | $4.2bn |
| 10 | トッテナム | $3bn |
| 11 | アトレティコ・マドリード | $2.95bn |
| 12 | ユヴェントス | $2.4bn |
| 13 | ボルシア・ドルトムント | $2.2bn |
| 14 | ミラン | $1.85bn |
| 15 | インテル | $1.8bn |
出典: Forbes「The World's Most Valuable Soccer Teams 2026」 【推計】Forbesによる評価額であり、クラブが公表した金額ではありません
上位30クラブのうち11がプレミアリーグです。上位15に限っても6クラブが入っています。
「評価額」と「収益」は別物
ここで区別しておきたいことがあります。Forbesの数字は、売った場合いくらになりそうかという推計です。実際にその値段で取引されたわけではありません。
これに対して、実際にいくら稼いだかを集計しているのがデロイトの「Football Money League」です。2024/25シーズンの数字はこうなっています。
| 項目 | 金額 | 区分 |
|---|---|---|
| 首位レアル・マドリードの収益 | 約€1.2bn(前季 €1bn) | 【公式】デロイト集計 |
| うち商業収入 | €594m | 【公式】デロイト集計 |
| 上位20クラブの合計収益 | €12bn超(史上初) | 【公式】デロイト集計 |
出典: Deloitte Football Money League 2026
レアル・マドリードは評価額でも収益でも1位です。しかし2つの数字の意味はまったく違います。
- 評価額(Forbes)= 将来どれだけ稼げそうか、という期待を含んだ値段の推計
- 収益(デロイト)= そのシーズンに実際に入ってきたお金
前に書いたとおり、赤字のクラブでも評価額は上がります。 レアル・マドリードの商業収入€594mは、それだけで上位10クラブに入れる規模です。ここが評価額を支えています。
レアル・マドリードは2024/25シーズンに$1.27bnの収益を上げ、クラブとして史上最高を記録しました。5年連続の首位です。
前に書いた数字と、なぜ食い違うのか
ここが今日の本題です。
前にリヴァプールの株式売却について書いたとき、報じられていた評価額は$6bn〜$7.1bnでした。フォーブスの数字は$6.2bnです。
近いように見えますが、計算しているものが違います。
| フォーブス | 取引からの逆算 | |
|---|---|---|
| いつの数字か | 2026年5月時点 | 2026年8月の取引時点 |
| 何を見ているか | 収益・資産などからの独自査定 | 実際に払われた額からの逆算 |
| 取引との関係 | 無関係 | 取引そのもの |
フォーブスは買い手がいなくても算定します。取引からの逆算は、実際に買った人がいたという事実に基づきます。
どちらが正しいかではありません。 前に書いたとおり、それぞれ何を測っているかを見るべき場面です。
収益との比が示すもの
参考までに、確認できている2024/25の収益と並べてみます。
| クラブ | 収益 | フォーブス評価額 |
|---|---|---|
| リヴァプール | £703m | $6.2bn |
| マンチェスター・ユナイテッド | £666.5m | $7.2bn |
| アーセナル | £691m | $5.4bn |
収益がほぼ同じでも、評価額は違います。
マンチェスター・ユナイテッドはリヴァプールより収益が少ないのに、評価額は$1bn高い。前に書いたとおり、同クラブの総負債は£1.29bnあります。それでも評価が高いのは、評価額が来年の利益ではなく、その先の可能性を見ているからです。
ブランド、世界の顧客数、スタジアムの再開発余地。帳簿に出ない資産が、この数字の中身です。
見るときのポイント
- 上位30クラブのうち11がプレミアリーグ。放映権の構造がそのまま出ている
- 評価額と収益は比例しない。負債が大きくても評価が高いクラブがある
- フォーブスの数字と、取引からの逆算は別の計算。並べて比べるものではない
クラブの評価額は、決算書に載る数字ではありません。誰かが査定した数字か、誰かが実際に払った数字か。どちらなのかを、まず確かめてください。
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出典
- Forbes「The World's Most Valuable Soccer Teams 2026」 https://www.forbes.com/sites/justinteitelbaum/2026/05/29/the-worlds-most-valuable-soccer-teams-2026/
- Deloitte「Football Money League 2026」(収益ランキング・デロイト集計) https://www.deloitte.com/uk/en/services/consulting-financial/analysis/deloitte-football-money-league.html
- Sky Sports「Premier League club finances」 https://www.skysports.com/football/news/11095/13514540/premier-league-club-finances-what-have-we-learned-from-arsenal-chelsea-liverpool-man-utd-spurs-and-west-ham-accounts
本記事は個人が公開情報をもとに作成した非公式の解説であり、いずれのクラブ・団体とも関係はありません。評価額は算定者によって大きく異なります。投資に関する助言を目的とするものではありません。
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