プレミアリーグのスタジアム一覧 2026/27 — 全20枚の写真と収容人数、ひとこと知識
〜74,500人から12,357人まで〜No.452026/27シーズンのプレミアリーグ20クラブの本拠地を、収容人数の多い順に一覧にしました。全20スタジアムの写真つきで、正式名称、愛称、収容人数、命名権の有無、そして財務の目で見たときのひとこと知識をまとめています。
2026/27シーズンのプレミアリーグ20クラブの本拠地を、収容人数の多い順に並べました。
最大のオールド・トラフォードは74,500人、最小のヴァイタリティ・スタジアムは12,357人。6倍の差があります。
一覧表
| # | クラブ | スタジアム | 愛称・別名 | 収容人数 | 命名権 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | マンチェスター・U | Old Trafford(オールド・トラフォード) | 夢の劇場 | 74,500 | なし |
| 2 | トッテナム | Tottenham Hotspur Stadium(トッテナム・ホットスパー・スタジアム) | — | 62,850 | 募集中 |
| 3 | リヴァプール | Anfield(アンフィールド) | — | 61,276 | なし |
| 4 | マンチェスター・C | Etihad Stadium(エティハド・スタジアム) | シティ・オブ・マンチェスター・スタジアム(旧称) | 61,038 | あり |
| 5 | アーセナル | Emirates Stadium(エミレーツ・スタジアム) | — | 60,704 | あり |
| 6 | エヴァートン | Hill Dickinson Stadium(ヒル・ディキンソン・スタジアム) | ブラムリー・ムーア・ドック | 52,769 | あり |
| 7 | ニューカッスル | St James' Park(セント・ジェームズ・パーク) | — | 52,264 | なし |
| 8 | サンダーランド | Stadium of Light(スタジアム・オブ・ライト) | — | 48,095 | なし |
| 9 | チェルシー | Stamford Bridge(スタンフォード・ブリッジ) | ザ・ブリッジ | 40,044 | なし |
| 10 | リーズ | Elland Road(エランド・ロード) | — | 37,645 | なし |
| 11 | アストン・ヴィラ | Villa Park(ヴィラ・パーク) | — | 37,000 | なし |
| 12 | コヴェントリー | Coventry Building Society Arena(コヴェントリー・ビルディング・ソサエティ・アリーナ) | リコー・アリーナ(旧称) | 32,609 | あり |
| 13 | ブライトン | American Express Stadium(アメリカン・エキスプレス・スタジアム) | ジ・アメックス | 31,876 | あり |
| 14 | ノッティンガム | City Ground(シティ・グラウンド) | — | 31,212 | なし |
| 15 | イプスウィッチ | Portman Road(ポートマン・ロード) | — | 30,056 | なし |
| 16 | フラム | Craven Cottage(クレイヴン・コテージ) | ザ・コテージ | 27,782 | なし |
| 17 | クリスタル・パレス | Selhurst Park(セルハースト・パーク) | — | 25,194 | なし |
| 18 | ハル・シティ | MKM Stadium(MKMスタジアム) | KCスタジアム(旧称) | 24,620 | あり |
| 19 | ブレントフォード | Gtech Community Stadium(Gtechコミュニティ・スタジアム) | ブレントフォード・コミュニティ・スタジアム | 17,250 | あり |
| 20 | ボーンマス | Vitality Stadium(ヴァイタリティ・スタジアム) | ディーン・コート | 12,357 | あり |
命名権を売っているのは20クラブ中8。歴史の長いクラブほど、名前を売っていません。
写真について
以下、20クラブすべてのスタジアムの写真を載せています。
1クラブにつき1枚。スタジアム全体が分かる写真を選んでいます。上空から撮ったものを優先し、それがない場合は引きの外観を使いました。写真の下に種類を記載しています。
すべてウィキメディア・コモンズで公開されている、商用利用が認められた写真です。撮影者名とライセンスを各写真の下に明記しています。
なお、プレミアリーグやクラブの公式写真、報道機関の写真は著作権があるため使用していません。
ひとこと知識
1. マンチェスター・ユナイテッド — Old Trafford(オールド・トラフォード)(74,500人)

1910年開場。「夢の劇場」の名で呼ばれ、企業名は一度も入っていません。試合日収入は£160mでリーグ最高。ただし負傷中の選手への給与が5年で£154.51mと最多で、箱で稼いだ分をピッチの外で失う構図が続いています。
2. トッテナム — Tottenham Hotspur Stadium(トッテナム・ホットスパー・スタジアム)(62,850人)

2019年開場、建設費約£1bn。名前はまだ売れておらず、クラブは年£25mでの契約を目指すとされます。旧ホワイト・ハート・レーンは約37,000人。25,000人以上増え、試合日収入は開場後の数年で倍増しました。
3. リヴァプール — Anfield(アンフィールド)(61,276人)

1884年からの名前。命名権は売られていません。100年以上使われた名前を売れば猛反発が起きる、という典型例です。2024/25の収益£703mはリーグ最高。CL出場のため、実質の縛りはプレミアの85%ではなくUEFAの70%です。
4. マンチェスター・シティ — Etihad Stadium(エティハド・スタジアム)(61,038人)

2002年のコモンウェルスゲームズ用に建てられ、2003年からクラブが使用。命名権と胸スポンサーで年£67.5mとされますが、エティハドはクラブの所有者と関係の深い企業です。オーナー関連企業との取引を規制するAPTルールが最も鋭く問われる契約です。
5. アーセナル — Emirates Stadium(エミレーツ・スタジアム)(60,704人)

2006年開場。イングランドで最も長く続く命名権パートナーシップです。ただし命名権そのものは年£4〜6m規模で、年£60m超と報じられる契約の大半は胸スポンサーの値段です。
6. エヴァートン — Hill Dickinson Stadium(ヒル・ディキンソン・スタジアム)(52,769人)

2025年開場、建設費約£800m。命名権は地元リヴァプールの法律事務所が取得しました。新設だからこそ名前を売れた例です。工期中に降格しなかったことが、この計画の成否を分けました。
7. ニューカッスル — St James' Park(セント・ジェームズ・パーク)(52,264人)

1892年からの名前。過去に一度スポンサー名への変更が試みられましたが、ファンの猛反発で撤回されました。2021年12月のサウジアラビア公的投資基金(PIF)による買収が、APTルールが作られる直接のきっかけです。
8. サンダーランド — Stadium of Light(スタジアム・オブ・ライト)(48,095人)

1997年開場。名前は地元の炭鉱で使われた安全灯(デイビーランプ)に由来します。企業名ではなく、土地の歴史から取られた名前です。2部にいた期間もこの箱を維持してきました。
9. チェルシー — Stamford Bridge(スタンフォード・ブリッジ)(40,044人)

1877年からの名前。ロンドン中心部に近く、拡張が難しい立地であることが長年の課題です。2024/25は税引前損失£262.4mでリーグ史上最大。箱を大きくできないまま選手に使い続けた結果が数字に出ています。
10. リーズ・ユナイテッド — Elland Road(エランド・ロード)(37,645人)

1919年からの名前。長く2部にいたクラブが、昇格とともにこの箱をプレミアリーグに戻しました。37,645人は昇格組としては大きい部類で、試合日収入の面では有利に働きます。
11. アストン・ヴィラ — Villa Park(ヴィラ・パーク)(37,000人)

1897年から使われています。近年は拡張計画が進んでいます。ヴィラは2025年7月、UEFAから財務規則違反で罰金を科された複数クラブの1つ。欧州大会に出るクラブはプレミアの85%とUEFAの70%の二重規制を受けます。
12. コヴェントリー・シティ — Coventry Building Society Arena(CBSアリーナ)(32,609人)

2005年開場。命名権は地元の住宅金融組合が持っています。地域の金融機関が地域のクラブの名前を買う、という分かりやすい形です。32,609人は昇格組としては大きい部類です。
13. ブライトン — American Express Stadium(アメックス・スタジアム)(31,876人)

2011年開場。直近5シーズンで黒字を維持した3クラブの1つ(累計£123m)。巨大な収入ではなく、選手を育てて売るモデルで継続的に黒字を出しています。
14. ノッティンガム・フォレスト — City Ground(シティ・グラウンド)(31,212人)

1898年からトレント川のほとりに建っています。フォレストはPSR違反で4点減点を受けました。対象期間の2シーズンを2部で過ごしていたため、上限が£105mではなく£61mだった点が効いています。ルールの上限はクラブごとに違う、という実例です。
15. イプスウィッチ・タウン — Portman Road(ポートマン・ロード)(30,056人)

1884年からの名前。中継された試合数に応じて払われるファシリティフィーは、イプスウィッチが最低の£8.9mでした。リヴァプールの£24.9mとの差£16mが、注目度の差として現れています。
16. フラム — Craven Cottage(クレイヴン・コテージ)(27,782人)

1896年から使われる、テムズ川沿いの名前。フラムは2025/26に向けたシーズンチケットの値上げ幅が2.8%と、20クラブで最小でした。
17. クリスタル・パレス — Selhurst Park(セルハースト・パーク)(25,194人)

1924年からの名前。ロンドンのクラブとしては小さい箱で、長く改修構想が語られてきました。この規模ではアカデミー出身選手の売却が財務の柱になりやすく、簿価ゼロの選手を売れば売却益がまるごと収入に加わります。
18. ハル・シティ — MKM Stadium(MKMスタジアム)(24,620人)

2002年開場。命名権はMKMという建材販売会社です。昇格1年目は、中央配分が入るのが選手を買ったあとになります。小さい箱のクラブほど、この時間差が効いてきます。
19. ブレントフォード — Gtech Community Stadium(Gtechコミュニティ・スタジアム)(17,250人)

2020年開場。プレミアリーグで2番目に小さい箱です。それでも直近5シーズンで黒字を維持した3クラブの1つ(累計£2m)。箱の大きさと黒字は関係ありません。
20. ボーンマス — Vitality Stadium(ヴァイタリティ・スタジアム)(12,357人)

プレミアリーグで最も小さいスタジアム。正式には「ディーン・コート」。この規模では試合日収入に多くを期待できず、収入のほとんどを放映権が占めます。だからこそ順位が収入に直結します。
収容人数をどう読むか
スタジアムは、財務ルールの上で特別な位置にあります。
2026/27から始まるSCRの式は次のとおりです。
スカッドコスト ÷ 調整後収益 ≦ 85%
スタジアムの建設費は、この分子に入りません。いくらかけても比率は悪化せず、完成後は試合日収入という形で分母だけを押し上げます。
つまり収容人数は、そのクラブが毎年どれだけ上限を伸ばせるかの目安になります。
ただし、箱の大きさと黒字は別の話です。上位5クラブのうち黒字はごく一部で、17位のブレントフォードと13位のブライトンが直近5シーズンの黒字クラブに入っています。
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出典
- Premier League「EVERYTHING that's been decided in 2025/26 Premier League」(昇降格の公式確定情報) https://www.premierleague.com/en/news/4668605/everything-thats-been-decided-in-202526-premier-league
- Premier League「What's new for 2025/26: Premier League's 62nd stadium」 https://www.premierleague.com/en/news/4372526/whats-new-for-202526-everton-to-host-62nd-different-stadium
- Deloitte「Annual Review of Football Finance: Premier League Clubs」 https://www.deloitte.com/uk/en/services/consulting/research/annual-review-of-football-finance-premier-league-clubs.html
本記事は個人が公開情報をもとに作成した非公式の解説であり、いずれのクラブ・団体とも関係はありません。収容人数は執筆時点で確認できた数値で、改修などにより変動します。写真はウィキメディア・コモンズで公開されている商用利用可のものを、それぞれのライセンスに従って掲載しています(撮影者名とライセンスは各写真の下に記載)。
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